カー等において、加工前段階での食材の洗浄時、食品製造中の濾(こ)し作業時、飲料や調味料などの液体物への異物混入の検査時などに多く使われている。のカスが付着するなどして、取り除く作業が発生するといった課題がある。トから型を切り出し、レーザー加工機で細かい穴を多数開け、曲げ加工を施した上で、繋ぎ目を溶接するという製造方法で試作品を完成させた。プのメッシュカゴより目詰まりが発生しにくく、洗浄しやすいとの評価を得ている。工工程における歪みや反りの発生とその修正板金の手間が課題であったが、その課題を解消できるハイブリッドドライブベンダーを本事業にて導入したことで量産体制が整った。本事業により商品化するメッシュカゴは、食品メー一般的なメッシュカゴは、フレームの継ぎ目に洗浄物同社ではフレーム材を使用せず、1枚のステンレスシー試作段階において、取引先からは従来のワイヤータイ同製品の量産体制に向け、ステンレスシートの曲げ加設備導入により、ステンレスシートの曲げ加工工程における歪みや反りのない加工が可能となった。スムーズな加工が実現したことにより、板金修正作業が大幅に軽減され、製造時間の約47%が短縮される結果となった。それにより、試作品として取引先より高評価を得ていた新型メッシュカゴの量産体制が構築された。今後はさらに加工精度を向上させることで、精密なメッシュカゴを製造し、食品業界だけでなく、医療業界における医療機器の洗浄、消毒、滅菌作業での用途や精密機器類の製造現場での用途として、市場の拡大に努めていきたい。引き続き、従来のユーザーごと、製造ラインごとに合わせた顧客目線の営業スタイルを維持しつつ、変化の激しい経営環境に柔軟な対応をしていく。また、市場の垣根に捉われない製品開発を進めるとともに、顧客の共通ニーズである短納期、低コスト、高耐久性等の自社製品の強みを活かした経営を続けていく。14ものづくり補助事業 成果事例導入したハイブリッドドライブベンダー製造された高付加価値型メッシュカゴの一例取り組みの内容結 果同社はユーザーや工場の製造ラインごとに個別受注方式で生産用機械装置の周辺機器や治具の製造、修理を行っている。設備導入により、飲料・食品業界向けの新たなメッシュカゴを商品化し、新規顧客の獲得を図る。新型メッシュカゴの量産体制の構築と製品品質のさらなる向上▪具体的な事業内容設備導入による曲げ加工工程の改善
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