ものづくり補助事業 成果事例集 基金事業
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平成26年度補正事業6■ 取 材 地:〒435-0006■ 設立年月:平成26年10月■ 業   種: 職別工事業■ 資 本 金:30,000千円■ T E L:053-443-8171■ U R L:https://csgiken.co.jp/浜松市東区神立町461番地の1浜松市東区下石田町1123番地の1本社株式会社シーエス技研は、耐震補強、防水・塗装工事を行う建設事業者を母体に、点検調査・設計部門が独立し平成26年に事業をスタートした。橋脚や擁壁などコンクリート製インフラを安全に利用するため、行政が実施する劣化診断等の検査業務を専門に請け負う。コンクリート構造物の寿命は概ね50年とされ、橋梁やトンネル等国内には高度成長期以降に一斉に整備されたインフラ設備が多数存在し、その老朽化リスクが懸念されている。なかでも、注意が必要な劣化原因に「塩害」がある。構築物中に塩分が次第に浸透することで内部の鉄筋が腐食するもので、錆で鉄筋が膨張してひび割れや剥離などを招く。また塩害は劣化速度が速く、大幅に進行した後では補修も困難になる。そのため構造物内部の塩分測定が重要になるが、通常はサンプル採取後、専門事業者に分析を依頼して行う。しかし、巨大な構造物からサンプルを採取するには採取箇所を多数設定する必要があり、時間と労力の確保、分析費用がかさむ等の課題があったため、効率よくモニタリングを行うには、これらの課題解消が急務であった。保全技術部 部長 吉林勝美 氏企業HPはこちらコンクリート道路橋などの保全から「塩害」対策に着手取り組みの経緯会社概要■ 社   名:株式会社シーエス技研■ 代表者名:代表取締役 鈴木佳代■ 所 在 地:〒430-0801株式会社シーエス技研新技術検査装置を活用したコンクリート構築物保全の包括的サービスの提供03

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