ものづくり補助事業 成果事例集 基金事業
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平成26年度補正事業2■ 取 材 地:同所在地■ 設立年月:昭和44年 6月■ 業   種: 金属製品製造業■ 資 本 金:2,500万円■ T E L:0547-38-3421■ U R L:http://www.bellstar.co.jp/島田市中河123番地の13本社株式会社ベルスター・スズキは、明治41年(1908年)に創業し、今日に至るまでの100余年の間、地場産業の製材、製茶用機械をはじめ、多くの工作機械や洗浄機等産業機械のニーズに応じた製品づくりに取り組んできた。製缶、板金加工を得意とし、なかでもステンレス部品の溶接は豊富な精密機械の受注実績を通じて技術を磨き、近年は半導体や液晶パネル関連の精密機器、医療・製薬機器、製茶機械等幅広い分野の取引先から厚い信頼を得ている。ステンレス鋼の最大の特徴は“錆びにくさ”である。手入れが簡単で衛生的な金属として身近な厨房設備から精密機械装置、あるいは宇宙産業用機器に至るまで多様な用途に利用されている。しかし、ステンレス鋼は溶接すると表面に赤茶けたような“焼け”が発生し、放置すれば錆の原因になる。そのため、溶接後の加工品は酸洗液に漬け込み、洗浄することで焼けによって表面に残る不純物を除去する「酸洗い」を施す。さらに酸洗いすることで、ステンレスの成分であるクロムが酸素と結びつき酸化被膜を形成し、それが不動態化して素材の表面を覆い腐食を防ぐ効果を発揮する。多くのステンレス加工業者は酸洗いを専門業者に外注するが、同社は平成19年より内製化に取り組み、酸洗いの高品質・高効率化に努めてきた。代表取締役 鈴木雅八 氏企業HPはこちらステンレス溶接技術に精通、さらなる高品質化を目指す取り組みの経緯会社概要■ 社   名:株式会社ベルスター・スズキ■ 代表者名:代表取締役 鈴木雅八■ 所 在 地:〒427-0103株式会社ベルスター・スズキステンレス溶接で発生する酸化被膜等を高品質・高効率に除去する加工技術の構築01

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