ものづくり補助事業 成果事例集 補助金事業
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平成29年度補正事業信しの田だに煮は具材として様々な野菜が入る。これらを均一に蒸すためには温度管理技術が必要冷凍食品の消費者ニーズに対応するために8■ 取 材 地:同所在地■ 設立年月:昭和35年7月■ 業   種:食料品製造業■ 資 本 金:10,000千円■ T E L:054-628-8266焼津市越後島207-1本社株式会社丸賢商店は、創業より水産加工品製造業者として、主に練り製品をチルドで販売しており、昭和55年頃より総菜の冷凍食品製造に業務を拡大した。そうしたことから学校給食や介護施設、飲食店、スーパーマーケット等へ食品を販売する大手製造販売会社が主な取引先となり、工場では揚げ物、ボイル、蒸し、焼きの各種商品の製造が行なわれている。少子高齢化、世帯人数の減少、女性の就職率上昇などライフスタイルの変化により、冷凍食品の消費量は増加している。一方で、製造を行う企業や工場数は減少傾向にあり、1工場当たりの製品生産量は増加している。それに伴い、取引先では、ロットの小さいものや自社ではコスト高になるものをアウトソーシングするケースが多くなっている。そうした中、大手取引先より冷凍の「信しの田だに煮(野菜や豆腐、すり身などを、開いた油揚げで巻き、和風の味付けで煮付けたもの)」の大量生産の依頼を受けた。品質を維持しつつ依頼された量を製造するため、ボトルネックとなっていた「蒸し煮」工程の改善に取り組んだ。取り組みの経緯会社概要■ 社   名:株式会社丸賢商店■ 代表者名:代表取締役 塚本賢一郎■ 所 在 地:〒425-0092株式会社丸賢商店連続型蒸煮機導入による増産および生産性の向上を目指した一貫製造ラインの構築04

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