特 集 
 凖特集 
 視点・指導員の現場から 
 「くみあい百景」 
 編集室だより 



特集 通常総会開催




▲新年度への決意を述べる井上会長。


▲総会を見守る来賓の方々。


▲祝辞をのべる八木健次県議会議員と小島善吉静岡市長。


▲主催者席についた中央会役員。

強固な団結で組合の可能性を追求

 平成十六年五月二八日、静岡市のホテルセンチュリー静岡で中央会の通常総会が開催された。当日は鈴木雅近県副知事はじめ多数の来賓、組合関係者など二五○余名が出席した。
 来賓の鈴木雅近県副知事は、
「景気回復への動きはあるが、一部の大企業や製造業に偏重している。こうした中、中央会には今日的な高度な課題に対し、より一層の指導力を発揮し中小企業の育成に尽力してほしい」と祝辞を述べた。
 ついで、県議会議員の八木健次副議長、静岡市長の小嶋善吉県市町会会長からも、それぞれ祝辞が贈られた。
 挨拶にたった井上会長は、
「EC諸国や中国、ソ連などの諸外国が猛烈なスピードを伴い経済・社会の変化を遂げているなか、日本の経済政策は明確な方向性を見出せないまま今日を迎えている。私どもは組合としての団結力をより強固にし、その可能性を追求しながら中小企業の抱える諸問題の解決や事業再構築に取り組んでいかなければならない」と決意を述べた。

ニーズを掘り下げ事業再構築を支援

 議長に中央会副会長で県機械金属工業(協連)の梶本忠恒会長、副議長に中央会理事で清水港木材産業(協)の神谷雄介理事長が選任され、議案審議に入った。
 第一号議案・第二号議案では、本会が昨年度実施した組合・グループへの運営支援や共同事業再構築支援のほか経営革新、創業、組合IT化支援など昨年度実施された事業報告と八億三百万円に及ぶ決算関係書類が共に承認された。

第一号議案 十五年度事業報告承認の件
第二号議案 十五年度決算諸表承認の件
第三号議案 十六年度事業計画決定の件
第四号議案 十六年度収支予算及び会費
賦課徴収方法決定の件
第五号議案 新規加入会員入会金決定の件
第六号議案 取り引き金融機関決定の件
第七号議案 任期満了に伴う役員改選の件

 第三号議・第四号議案では、十六年度の事業計画や収支予算等について審議。本年度は、(1)中央会のコーディネート機能の強化(2)市町村との密な連携(3)組合や組合員のニーズを掘り下げた事業再構築への支援―などを基本姿勢とし、創業・地域ビジネス・情報化・環境・労働対策など多岐の分野にわたり各種の支援事業に取り組むことを決定した。
 また、役員改選では、井上会長が再選されたほか、理事四五名、監事三名が選出された。
 続く理事会で、副会長に長泉工業団地(協)の佐野光治理事長、県機械金属工業(協連)の梶本忠恒会長、県織物染色(協)の鈴木悦司理事長の三氏が、また、専務理事に高塚篤氏がそれぞれ再任された。



中小企業静岡(2004年6月号 No.607)