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風力・太陽光発電など新エネ設備を受注(新潟)

 風力発電や太陽光発電などの調査、設計、建設を一体的に進める「新潟新エネルギー開発協同組合」がこの三月設立された。
 組合員となった十社は経営コンサルタント、不動産取引、地質調査、金属加工、土木建築、電気工事などの各専門業者。新潟東港工業団地内の企業が中心で、大手の下請で風力発電工事の実績を積んだ業者が多いという。
 しかし、新エネルギー発電をめぐっては、大手企業が受注するケースが多いため、地元中小業者が共同受注を図り組合の設立に至った。
 具体的には、(1)風力発電等の設置場所、機種選定といった総合コンサルティング業務の共同受注(2)建設に係る斡旋事業などを中心に事業を展開していく予定である。



ブランド名は「晴れ晴れ」介護ウエアを開発(岡山)

 岡山県アパレル工業組合(組合員百十八社)では、高齢化社会への対応と新規市場の開拓を目的に介護ウエアを開発した。
 岡山県立大と協力し、施設職員を対象にしたスタッフウエア、リハビリテーションなど運動時の着用を想定したリハビリウエア、介護が必要な人向けのケアウエアの三種類、約六十点を製作したもので、消臭や抗菌、速乾といった高性能素材を使用。ボタンの代りに両面テープを使用したり、寝たままでも簡単に着脱できるように、ファスナーをなくして体の前面からそでを通せるようにするなど機能性を工夫した。
 また、赤や黄色など明るい色も使うなどファッション性にも配慮。知名度アップにブランド名を「晴れ晴れ」に統一した。
 今後、モニター調査を行い商品の改良に活かすほか、更なる商品化を目指していく。



「にっぽん丸」飾るタぺストリー完成(京都)

 京都市の綴錦(つづれにしき)織メーカーと京都金彩工芸協同組合が、日本を代表する豪華客船「にっぽん丸」のラウンジに飾られる二枚の壁面装飾(タペストリー)を完成。このほど搬入された。
 幅八メートル、高さ一・三メートル。色鮮やかなイタリアの海と花柄模様が美しく描かれている。
 製作には約二十人のスタッフが六ヵ月かけており、組合では「京都の伝統産業が世界の人たちの目に触れるのはありがたい」と感慨深げだ。


中小企業静岡(2003年 5月号 No.594)