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▲和同開珎型の秩父市共通商品券

全国初のプリペイドコインを発行(埼玉)

 秩父市商店連盟事業協同組合では、和同開珎を模した銅貨型の共通商品券を十月から発行した。秩父市は和同開珎の鋳造に使用された和銅の産出地で知られることからヒントを得たもの。
 関東財務局から前払い式証票として認可されており、コイン型の同証票、いわばプリペイドコインの発行は全国で初めて。当初は前例がないことから認可は難しい状況だったが、商品券(コイン)に同連盟の住所や金額などを刻印することで決着。五月二八日に正式な認可が下り、今回の発行となった。
 この商品券は銅製で、サイズは五百円玉よりわずかに大きい。額面は千円。百貨店を含む市内三一ヵ所で発売され、加盟店のシールが張ってある市内四六
〇店で使用できる。
 組合では「消費拡大と和銅のふるさと秩父を全国に発信できれば」と期待している。



路上ライブから通りのテーマ曲CD化(長野)

 松本市のナワテ通り商業協同組合では、このほど、縄手通りに集まるストリートミュージシャンから通りのテーマ曲を提供してもらい、CD化した。
 CDは、五〇〇枚制作。一枚五〇〇円で販売したりPR用グッズなどとして役立ててもらう。また、週に数回、通りのスピーカーで曲を流している。「人々に口ずさまれ、縄手通りを身近に感じてもらえるよう定着させたい」(組合)意向だ。



伝統の技に興味津々出前授業が好評(岩手)

 江刺市の岩谷堂箪笥生産協同組合では、市内外の小中高で出前授業を行っている。地域の伝統的工芸品の製造技術や技法を後世に引継ぐため、年少の頃から理解や関心を持たせる狙い。出前授業は、国の伝統工芸品教育事業の一つでもある。
 前回の小学校では、組合の六人が訪れ、三〜五年生四二人を対象に実施。木工と彫金の製作実演では、児童が工芸士をぐるりと囲み、鮮やかな手つきに感心しながら見入っていた。


中小企業静岡(2002年 12月号 No.589)