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 有楽街商店街振興組合
花と音楽の街をアピール
〒430−0933
浜松市鍛冶町320−27
TEL 053−454−7108
 

▲花と緑に囲まれた商店街

お買物乗車券による新たな試み


 今、準備を進めているのが(三月末現在)、お客様の利便性を高めるために、一定額以上のお買物によってバス・電車を利用できるカード(お買物ETカード)システム。これは、市内のバス会社と連携し、お客様が加盟店で一定額以上の商品を買い、「バス・電車利用券」を提出すると、一枚のカード引換券(百円分)がサービスされる。五枚ためると「お買物ETカード」と交換ができ、使用できるものである。販売促進事業の新たな試みとして注目されている。
 「ただじっとしていては、お客様の気持ちをつかむことは難しい。消費者が何を求めているかといったことに充分な時間とコストをかけていきたい。」(同)

危機感が高まる

 中心市街地から丸井、西武百貨店等の大型店が撤退し、一方、駅に隣接するアクトシティが建設されたことによって駅周辺に人の流れが集中している。
 駅から遠い組合員は、より客離れが進むのではないかという危機意識が高まって


▲「常に仕掛けを行うことが大事」
 と語る御園井理事長

いた。
 数値上でも、浜松市商業の従業者数こそ平成六年に比べ、二千七百五人(四.五%)と増加したが、商業店数は五五七店(五.五%)減少、年間販売額も一千二百四十四億円(三.六%)減少となっている。空き店舗化による中心街の空洞化に対し、「魅力ある街づくり、見直しの時代」をキーワードに新しい取組みが求められている。
 地域の個性を発信させるビジョン作りの過程で連携を深めた地元の花の生産や流通に関わる人々の協力をより一層図り、イベントを重ねながら市民にいつも花で溢れた街を親しんでもらうことやガイドブック等で街の情報発信を継続的に努めていく。
 「後継者難、老舗店舗の減少により、組合の運営も難しくなってきている。しかし、再開発ビルが建設され、人の動きも活発化する事も予想される。大型店が縦のデパートだとすれば、商店街は横のデパート。
意思の統一を図り、お互いに刺激しあい高めていきたい。」(同)


中小企業静岡(1999年 4月号 No.545)