“緑茶カテキン染め”に注目！
大同染化（業）
緑茶を使って染め上げた靴下やポロシャツなどの衣料品が、今注目を集めている。
緑茶には、抗菌・消臭効果があるほか、最近問題となっているアトピー性皮膚炎を引き起こすアレルギーを抑制する効果がある。これに着目してアトピー治療の研究をすすめてきた浜松市の（株）エルブと、染色のノウハウを持つ大同染化（業）が協力して緑茶カテキン染めの量産化を実現した。
この量産化には、植物を原料にして染め上げる“草木染め”の技術と最新の染色技術をブレンド。染色装置も組合内で一部改良して体制を整えた。
組合で染め上げられた綿糸は、靴下やポロシャツなどの衣料品のほか、タオル、シーツなどに製品化され、伊藤忠商事（株）が販売展開してる。
昨年は、本県で開催された「全国お茶まつり五○回記念大会」のグッズ商品に取り上げられたこともあって、この緑茶カテキン染め商品が話題となった。
組合等では、改めて今年を“全国展開元年”と位置づけ、一層積極的に事業展開していきたいとしている。
問い合わせ先 大同染化（業）
浜松市半田町880
TEL 053-433-1412
▲緑茶カテキン染めで販売されている製品（一部）。色はアイボリー・黄色・グレー・茶色・緑色の５色。
▲緑茶カテキン染めの手法のひとつ「かせ染」。フラッシュ一覧